地方独立行政法人りんくう総合医療センター

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リハビリテーションセンター

言語聴覚療法部門

1.言語聴覚療法部門の概要

言語聴覚療法部門では、脳血管疾患、神経変性疾患、神経筋疾患、自己免疫疾患、腫瘍、外傷、呼吸器疾患、サルコペニア、加齢など、様々な疾患による摂食嚥下障害を有する方に対して、発症早期・抜管直後より介入し、安全に食事が出来るように摂食嚥下機能の評価とそのリハビリテーションを実施しています。また、構音障害や失語症、高次脳機能障害に対してアプローチを行い、急性期の言語療法を拡充しています。

2.言語療法療法部門の実績

2020年度 言語聴覚療法部門の実績

  • 実施延べ人数9、590名
  • 実施単位数12、707単位
  • 患者一人当たりの実施単位数 1.32±0.04単位
  • 1日のST一人あたりの平均取得単位数16.9±1.0単位
  • 参加カンファレンス(NST、脳神経外科など)
  • 算定区分別の単位数の割合(図1)
  • 言語聴覚療法の依頼科別リハビリテーション依頼数の割合(図2)

 

3.言語聴覚療法での取り組み

1)言語障害への取り組み

失語症、運動性構音障害、コミュニケーション障害の患者に対して詳細な検査と練習を行っています。また、看護師をはじめ多職種と連携し、コミュニケーション手段の検討を行っています。口腔外科・小児科の子供の患者さんに対しても関わっており、器質性・機能性の構音障害、言語発達遅滞、NICUでの哺乳障害への介入を行っています。

2)摂食嚥下支援チームの取り組み

摂食嚥下支援チームの一員として、早期から多岐にわたる診療科・疾患に関わっています。

  • ■摂食嚥下支援チームカンファレンス

摂食嚥下支援チームでは、医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、PT、OT、STなど、多職種と連携し、摂食嚥下障害に対する評価・練習を行っています。食事の際の「食事形態」・「姿勢」・「注意点」等の情報を共有するために【食べる時の注意点】を掲示しています。

  • ■食べるためのアプローチ

ベッドサイドでの摂食嚥下機能の評価に加え、必要に応じて嚥下造影検査(VF)、嚥下内視鏡検査(VE)を行い、詳しい評価を行っています。

  • ■電気治療器の活用

従来の嚥下練習に加え、嚥下筋に対する低周波電気刺激や咽頭喉頭の感覚神経に対する干渉波刺激を併用し、嚥下機能回復の促進を図っています。

  • ■バイオフィードバック練習

嚥下運動に関連する筋肉の筋電図や舌の圧力を数値や光などで患者さんにフィードバックし、練習を通じて嚥下機能の改善を図っています。

3)高次脳機能障害チームの取り組み

OTと協同し、脳卒中・頭部外傷の患者に対し、テストバッテリーを用いて詳細な検査を行っています。高次脳機能障害を抽出し、医師や看護師と情報共有して関わり方の統一を図っています。

 

4.1日のスケジュール

5.スタッフの声

■様々な経験ができる環境で日々充実しています

「食べる」ことを支援する嚥下機能の評価・訓練、「言葉がうまく出ない」「話せない」方に対しての言語訓練、注意散漫や記憶できないなどの理由で、生活に支障がでる方に対しての高次脳機能訓練など業務の幅は広く、日々様々な患者さんとのリハビリに励んでいます。
特に、嚥下障害の患者さんと出会う機会が多く、当院では主治医やリハ医と相談しやすい環境であるため、積極的に嚥下造影検査・嚥下内視鏡検査を取り入れながら評価を進めていくことができます。また、電気治療器なども充実しており、各種器機を併用しながら嚥下リハを実施することができ、治療の幅が広がるため興味深く臨床業務に励むことが出来ています。当院には、経験豊富で個性豊かな先輩セラピストが在籍し、様々な意見交換ができ、わからないことがあればすぐに相談できる環境です。ST歴7年目に当院へ転職しましたが、未だに日々新しい発見や、学ぶことが沢山あり充実した日々を過ごしています。また、多職種を超えて学会発表など実績も多く、研究に取りかかる環境も充実しており、今後は自身のキャリアアップも踏まえて研究活動にも携わっていきたいと考えています。


今西 祐子

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