リウマチセンター
概要
関節リウマチの患者さんは通常、膠原病内科または整形外科のどちらか一方の科へ通院されますが、両方の科の視点から診療をうけることが望ましい場合があります。
りんくう総合医療センターのリウマチセンターでは膠原病内科と整形外科の連携のもと総合的に関節リウマチの診療を行うことが可能です。
関節リウマチについて
関節リウマチとは
原因は明らかになっていませんが、免疫の異常により関節の破壊が起こることは知られています。
関節リウマチにかかる人の割合は200人に1人です。日本での患者数は約70万人であり、そのうち80%は女性です。発病時期の年齢は主に30歳代から50歳代です。
関節リウマチは手足をはじめとする全身の関節に痛みと腫れを引き起こします。 関節がこわばって動かしにくいが、動かしていると徐々にこわばり感はやわらぐ、という症状がみられ、「朝のこわばり」とよばれます。 関節リウマチは慢性の経過をとり、進行すれば関節の変形をきたし日常生活が不自由になります。
治療
現在のところ、根治療法はありませんが、薬物療法により関節リウマチをコントロールし、関節変形の進行を抑制することが可能です。
これまで関節リウマチの治療には ①非ステロイド性抗炎症薬(消炎鎮痛薬)、 ②副腎皮質ステロイド薬(ステロイド)、 ③抗リウマチ薬・免疫抑制剤が使用されてきました。 生物学的製剤の出現により関節リウマチの治療は劇的な進歩を遂げています。
りんくう総合医療センターのリウマチセンターにおいても上記 ①~③の薬剤および生物学的製剤による治療を行っております。
生物学的製剤
生物学的製剤は注射薬であり、点滴または皮下注射により投与されます。
従来の薬物治療と比べてより良い治療効果が期待できます。しかし、副作用やリスクを考慮する必要があり、全ての患者さんに投与できるわけではありません。生物学的製剤を開始するかどうかはそれぞれの患者さんの状態を考慮の上決定します。
現在のところ下記の生物学的製剤が使用可能です。 また生物学的製剤と同等の有効性のあるJAK阻害薬は新規作用機序をもつ薬です。JAK阻害薬であるトファシチニブ(商品名ゼルヤンツ)は注射薬である生物学的製剤と異なり経口の薬です。
一般名 |
商品名 |
---|---|
インフリキシマブ |
レミケード |
エタネルセプト |
エンブレル |
アダリムマブ |
ヒュミラ |
ゴリムマブ |
シンポニ― |
トシリズマブ |
アクテムラ |
アバタセプト |
オレンシア |
セルトリズマブ |
シムジア |
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