地方独立行政法人りんくう総合医療センター

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呼吸器外科

診療内容と特色

当科は呼吸器外科学会の認定修練施設として、肺癌などを中心に呼吸器疾患の外科治療を行っています。

初診後は可能な限り外来で精査を行い、ほぼ全例にクリニカルパス(標準化された治療スケジュールを適用)を用いて、原則、手術時のみの入院加療をとっています。各疾患の治療方針、入院経過などについては、後記の通りです。

治療方針

肺癌も含め各疾患に対して低侵襲を心がけるべく、積極的に、胸腔鏡を使用して手術を行っています。
最近では約8割以上が、胸腔鏡下手術となっています。

以下に各疾患に対する当科の治療方針をご紹介いたします。

肺癌

肺癌学会ガイドラインに基づき、治療方針を決定しています。

初診から手術までは、非喫煙者では2週間程度を目標とし、入院は術前日で約1週間前後の入院期間となっています。

標準術式は肺葉切除+リンパ節廓清ですが、一部の小型肺癌を含めた早期肺癌では、区域切除や部分切除といった縮小手術を選択する場合があります。

その際の手術法は、原則、進行度1期症例には胸腔鏡下手術を行い、根治性と併せて術後のQOL維持、早期回復を目指しています。一方、それ以上に進行した例でも、可能な限り肋骨切除や筋肉切離などはせず、そして、根治性を損なわない範囲で、胸腔鏡補助下に手術を行っています。

他臓器浸潤例など高度進行例では、拡大手術を行っています。その場合、症例によっては、腫瘍内科と連携し化学療法(抗癌剤)や放射線治療などを組み合わせた集学的治療を行い、切除可能、耐術可能な場合、積極的に手術を試みています。

転移性肺腫瘍

原則、早期肺癌の治療に準じ、可能な限り、肺癌同様、胸腔鏡下手術を行っています。

気胸

原則、再発気胸を手術適応としています。しかし、最近は若い世代(20歳台)では、初回例でも画像上、原因となる病変(ブラ)が明らかな場合には、再発予防のため、胸腔鏡下手術を勧め希望される方が増えています。

ほぼ全例、数日以内(基本、準緊急扱い)に手術を行い、術後3日程度を退院の目安としています。

なお、再発予防として、全例に吸収性被覆材および自己血噴霧または、フィブリン糊噴霧による補強を追加し、良好な結果を得ています。

縦隔腫瘍

頻度的には充実性腫瘍の胸腺腫が最多ですが、手術対象は先天性腫瘍としての嚢胞性腫瘍が主です。充実性腫瘍では発見時、原則手術対象ですが、嚢胞性腫瘍では大きさ、経過などにより手術が必要となります。その際、原則、嚢胞性腫瘍を中心とした良性例では、可能な限り胸腔鏡下手術を行っています。

通常、入院期間は胸腔鏡下手術例では、術後3-5日程度を目安としています。

孤立性肺結節

原則、CT検診学会のガイドラインを参考としています。

CT検査で大きさ1cm以上の肺癌が疑われた場合には(当院の過去の症例では手術した症例の81%が悪性病変)、原則、胸腔鏡下手術による確定診断をお勧めしています。

サイズ、局在によっては、より確実な切除をすべく、場合によりCTガイドに経皮的マーキングを用いています。

その他

原因不明の縦隔リンパ節腫大例では、胸腔鏡下生検または縦隔鏡下生検も可能です。また、原因不明の胸水貯留例では、胸腔鏡下胸膜生検も行っています。

 

外来・診療予約について

外来診察予定表は「Bブロック 呼吸器外科」をご覧ください。

初診は、原則、木曜日でお願い致します。なお、急ぐ場合は地域医療連携室へ御相談下さい。 御紹介を頂ける場合は、当院の地域医療連携室に電話をしていただけば、予約ができます。また、セカンドオピニオンをご希望の場合も同様です。

紹介状、また、胸部のレントゲンやCTなどが有りましたら、できる限り一緒に持参してください。

その際、CD-Rなどのメディアを持参いただければ、診察がより円滑に進みます。

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