呼吸器外科
基本情報
- 外来診察予定表は「Bブロック(呼吸器外科)」ページをご覧ください。
診療内容と特色
当科は呼吸器外科学会の認定修練施設として、肺癌などを中心に呼吸器疾患の外科治療を行っています。
初診後は可能な限り外来で精査を行い、手術症例にはほぼ全例にクリニカルパス(標準化された治療スケジュールを適用)を用いて、入院加療をとっています。各疾患の治療方針、入院経過などについては、後記の通りです。
治療方針
肺癌も含め各疾患に対して低侵襲を心がけるべく、基本的に完全胸腔鏡下手術を行っています。
以下に各疾患に対する当科の治療方針をご紹介いたします。
肺癌
肺癌学会ガイドラインに基づき、治療方針を決定しています。
初診から手術までは、非喫煙者では2~3週間程度を目標とし、入院は術前日で約1週間から10日の入院期間となっています。術後は呼吸器リハビリテーションを導入しています。
標準術式は肺葉切除+リンパ節郭清ですが、小型肺癌を含めた早期肺癌では、区域切除や部分切除といった縮小手術を選択しています。
転移性肺腫瘍
原則、早期肺癌の治療に準じ、可能な限り、肺癌同様、胸腔鏡下手術を行っています。
気胸
原則、再発気胸を手術適応としています。しかし、最近は若い世代(20歳台)では、初回例でも画像上、原因となる病変(ブラ)が明らかな場合には、再発予防のため、胸腔鏡下手術を勧め希望される方が増えています。
通常院期間は術後3-5日程度を目安としています。
縦隔腫瘍
頻度的には充実性腫瘍の胸腺腫が最多ですが、手術対象は先天性腫瘍としての嚢胞性腫瘍が主です。充実性腫瘍では発見時、原則手術対象ですが、嚢胞性腫瘍では大きさ、経過などにより手術が必要となります。その際、原則、嚢胞性腫瘍を中心とした良性例では、可能な限り胸腔鏡下手術を行っています。
通常、入院期間は胸腔鏡下手術例では、術後3-5日程度を目安としています。
その他
肺癌を疑う場合には、気管支鏡検査を1泊2日で行い、積極的に確定診断を行うようにしています。診断精度を上げるために超音波気管支鏡を併用しています。
外来・診療予約について
外来診察予定表は「Bブロック 呼吸器外科」をご覧ください。
初診は、原則、木曜日でお願い致します。なお、急ぐ場合は地域医療連携室へ御相談下さい。 御紹介を頂ける場合は、当院の地域医療連携室に電話をしていただけば、予約ができます。また、セカンドオピニオンをご希望の場合も同様です。
紹介状、また、胸部のレントゲンやCTなどが有りましたら、できる限り一緒に持参してください。
その際、CD-Rなどのメディアを持参いただければ、診察がより円滑に進みます。
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