総合内科・感染症内科
基本情報
- 外来診察予定表は「Cブロック(内科)」ページをご覧ください。
特色
当科は2013年4月に新設されました。病院全体として高度専門医療を担っていく一方で、どの専門科を受診すればいいかわからない症状や、どの専門科も対象となりにくい症状を訴えて受診する患者様がいらっしゃいます。そのような患者様に対して、私たち総合内科・感染症内科は全身を診察し、検査を行い、診断に結びつけていき、診断によって対応する専門科を受診していただきます。感染症、呼吸器、一般内科など、様々な専門を持つ医師により構成されており、毎日のカンファレンスを通じて医師間の診断力の向上と治療の均てん化に努めています。
当科の一つの柱である総合内科・感染症内科は、外来診療では、発熱や全身倦怠感などの症状を呈しながらも地域の医療機関で診断がつかず、当院のどの専門科に紹介すべきかわからない患者様の初期診療を担います。また診断がついていない症状で初めて当院を受診され、どの専門科を受診すればよいかわからない患者様に対して、専門分野を横断的に診療する幅広い総合診療を行っています。具体的には、一般内科疾患全般(内科救急疾患を含む)をはじめ原因不明の持続する発熱、疼痛等の症状を有する患者様の診療を行っています。病院の立地から海外からの旅行者の診療にあたることも多く、特に発熱の患者様については、感染対策的見地から迅速にトリアージを行い、その結果を踏まえて診断を進めています。診断の結果、当科で対応可能な疾患は当科で治療を行いますが、高度な専門治療を要する場合には、院内の適切な各専門科に紹介させていただきます。
当科のもう一つの柱である肺腫瘍内科は、胸腔内腫瘍に対する化学療法を担っています。近年、がんに対する薬物療法(化学療法)の開発進歩は目覚ましく、従来からの細胞障害性抗がん剤に加えてがん遺伝子を標的とした分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬、などが次々と承認されています。薬剤が多種多様となる中で、疾患に対して適切な治療薬の選択、副作用の管理が重要なこととなります。
最近の化学療法は患者様の生活の質の向上を目指し、その多くは外来で治療を継続することが可能となってきました。肺腫瘍内科では胸腔内腫瘍の化学療法を対象に、外来中心の抗がん剤治療を行っています。
また肺腫瘍内科は大阪府の成人病検診に参加しており、泉佐野市をはじめとする熊取町など泉州地区4地区の住民健診の2次検診を行い、呼吸器疾患の早期発見・早期予防に取り組んでいます。肺癌についての画像診断・化学療法についての症例がありましたら、ご相談下さい。早期の小さな陰影で肺癌かどうか迷うような陰影でもご相談は可能です。
診療以外では、緩和研修会(PEACE研修会)を年1回院内で行っております。地域の先生方、看護師、医療者の方の参加をお待ちしております。詳細は病院ホームページをご参照ください。また日本内科学会の内科救急・ICLS講習会であるJMECCの開催を行っています。JMECCとは、心停止時のみならず、緊急を要する急病患者に対応できるよう、日本救急医学会策定の「ICLS」を基礎に、日本内科学会独自の「内科救急」をプログラムに導入した講習会です。年2回の開催を目標とし、院内の受講希望者のほかにも、地域の先生方の参加も募りたいと思っています。
専門科と良好な連携を保ち、多角的に相互補完するバランスのとれたチーム医療を実践し、患者様の全身管理のサポートを行っています。
また、輸入感染症の診療(熱帯熱マラリア、デング熱、腸チフス、パラチフス、寄生虫疾患など)も当科の重要な任務の1つです。 特に当院は、厚生労働大臣指定の我が国で4か所の特定感染症指定医療機関の1つであります。当科にて感染症センターに入院された患者様の診療を行っています。これまでにエボラ出血熱疑似症患者や、MERS疑似症患者の対応も行っております。
救命診療科との相互連携を深め、救急医療を含む総合診療と高度な専門医療とが多角的に相互補完する、これからの地域医療を支える新たな診療体系の構築を目標に、総合診療の強化を目指しています。
診療内容
入院診療
病棟診療では、当科外来からの入院患者様の診療にあたるほかに、各専門科において入院治療を行っている患者様について、診断がつかない発熱などのコンサルトに応じています。共同診療に当たったり、転科していただいて当科で治療を行ったりします。
疾患は多岐に渡り、感染症(肺炎、尿路感染症、皮膚・軟部組織感染症、人工物感染、感染性心内膜炎など)のみならず自己免疫疾患(関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなど)や成人スチル病といった多彩な炎症性疾患の診断および治療を行います。
さらには、炎症性疾患のみならず電解質異常や神経疾患、アレルギー疾患などの診療にもあたります。
外来診療
外来では、発熱、咳嗽、腹痛、頭痛、関節痛、めまい、痺れ、体重減少など様々な訴えで受診される初診患者様の診療や、入院で当科が担当した患者様の、退院後のフォローも行います。 初期診断から入院診療、また退院後まで治療経過を追うことで、疾患の経過を横断的に把握できます。
また、一般外来の他に、国際渡航ワクチン外来も行っております。
一診療科としての外来・病棟診療の他に、感染症センターの運営や委員会として院内感染対策の推進といった、科を横断した活動も行っています。
コンサルト
院内入院患者様の発熱や炎症反応上昇などに関するコンサルトを他科より引き受けます。ベッドサイドでの診察や臨床経過を踏まえ、主治医と相談しながら適切な治療方針を決定していきます。
また、ICU入室中の患者様に関しては、ICT担当医として感染症の関与が無いか連日注意深く観察し、主治医の先生と連携しながら介入させて頂いております。
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