脳神経外科
診療実績
りんくう総合医療センターと泉州救命救急センターを併せた総件数は 367 件で、泉州地域の中核病院として機能している。
手術実績(2022年1月~2022年12月)
手術総数 |
367 |
(内訳) |
(症例数) |
---|---|---|---|
1.脳腫瘍
|
24
|
摘出術 |
16 |
生検術(開頭術) |
1 |
||
生検術(定位手術) |
1 |
||
経蝶形骨洞手術 |
4 |
||
広範囲頭蓋底腫瘍切除・再建術 |
0 |
||
その他 |
2 |
||
2.脳血管障害
|
85
|
破裂動脈瘤 |
13 |
未破裂動脈瘤 |
0 |
||
脳動静脈奇形 |
0 |
||
頸動脈内膜剥離術 |
3 |
||
バイパス手術 |
3 |
||
高血圧性脳内出血 (開頭血腫除去術) |
20 |
||
高血圧性脳内出血 (定位手術) |
0 |
||
その他 |
46 |
||
3.外傷
|
101
|
急性硬膜外血腫 |
6 |
急性硬膜下血腫 |
24 |
||
減圧開頭術 |
6 |
||
慢性硬膜下血腫 |
46 |
||
その他 |
19 |
||
4.奇形
|
0
|
頭蓋・脳 |
0 |
脊髄・脊椎 |
0 |
||
その他 |
0 |
||
5.水頭症
|
38
|
脳室シャント術 |
37 |
内視鏡手術 |
0 |
||
その他 |
1 |
||
6.脊椎・脊髄
|
0
|
腫瘍 |
0 |
動静脈奇形 |
0 |
||
変性疾患 (変形性脊椎症) |
0 |
||
変性疾患 (椎間板ヘルニア) |
0 |
||
変性疾患 (後縦靭帯骨化症) |
0 |
||
脊髄空洞症 |
0 |
||
その他 |
0 |
||
7.機能的手術
|
13
|
てんかん |
0 |
不随意運動・頑痛症 (刺激術) |
7 |
||
不随意運動・頑痛症 (破壊術) |
0 |
||
脳神経減圧術 |
2 |
||
その他 |
4 |
||
8.血管内手術
|
97
|
動脈瘤塞栓術 (破裂動脈瘤) |
14 |
動脈瘤塞栓術 (未破裂動脈瘤) |
10 |
||
動静脈奇形 (脳) |
0 |
||
動静脈奇形 (脊髄) |
0 |
||
閉塞性脳血管障害の総数 |
66 |
||
(上記のうちステント使用例) |
(17) |
||
その他 |
7 |
||
9.脳定位的放射線治療 | 0 | 腫瘍 | 0 |
脳動静脈奇形 | 0 | ||
機能的疾患 | 0 | ||
その他 | 0 | ||
10.その他 | 9 | 上記の分類すべてに当てはまらない | 9 |
患者内訳
延べ外来患者数の推移
2013年 |
2014年 |
2015年 |
2016年 |
2017年 |
2018年 |
2019年 |
2020年 |
2021年 |
2022年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
7,590 |
7,495 |
7,558 |
6,394 |
6,690 |
5,655 |
6,327 |
5,664 |
5,504 |
6,053 |
実入院患者数
2013年 |
2014年 |
2015年 |
2016年 |
2017年 |
2018年 |
2019年 |
2020年 |
2021年 |
2022年 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
474 |
457 |
546 |
675 |
745 |
776 |
711 |
573 |
555 |
610 |
居住地別入院患者数の推移
泉佐野市 |
泉州 | 大阪府 | 近畿 |
その他 |
|
---|---|---|---|---|---|
2008年 |
144 |
258 |
36 |
0 |
0 |
2009年 |
160 |
314 |
42 |
9 |
6 |
2010年 |
187 |
329 |
38 |
10 |
6 |
2011年 |
202 |
380 |
25 |
16 |
7 |
2012年 |
185 |
356 |
22 |
16 |
6 |
2013年 |
134 |
301 |
23 |
13 |
3 |
2014年 |
149 |
276 |
23 |
7 |
2 |
2015年 |
171 |
339 |
20 |
8 |
8 |
2016年 |
225 |
427 |
13 |
7 |
3 |
2017年 |
223 |
479 |
13 |
19 |
11 |
2018年 |
262 |
474 |
11 |
21 |
8 |
2019年 |
219 |
460 |
16 |
10 |
6 |
2020年 |
184 |
373 |
6 |
7 |
3 |
2021年 |
171 |
366 |
8 |
8 |
2 |
2022年 |
176 |
407 |
10 |
9 |
8 |
施設認定等
①日本脳神経外科学会専門医訓練施設
②日本脳卒中学会研修教育病院
③日本脳卒中学会一次脳卒中センター
④臓器提供施設認定
⑤日本リハビリテーション医学会認定研修施設
⑥大阪府がん診療拠点病院
手術件数報告書
はじめに
最近”良い病院”といわれる施設の判断基準は、施設の手術件数が多く手術成績が良いかどうかということにのみに着眼され、 判断されているきらいがあるのではないかと私は考えております。
勿論それは重要な判断基準ではありますが、今、脳神経外科受診をお考えになっている患者様、ご家族の方々に、 さらに病院を選ぶプラスの基準となる点をわかり易くお話しさせていただきます。
1.ランキングについて
当脳神経外科も、種々様々なランキングに名前を掲載されておりますが、このようなランキングからどのように判断したらいいのでしょうか?
脳神経外科は緊急手術が多く、その場合は患者様の選択ではなく救急整備網の中で搬送されることが多い分野ですが、 手術件数の多い施設は、手術成績が反映されている以上に救急整備網との関連が強い施設であるとも言えます。 まったく手術経験がない施設で成功確率が高くないのは自明の理です。
従って、認定された適切な専門医師が実際に手術を行っており、適度な件数実績が存在し、 紹介患者が多い施設が”良い病院”の範疇に入るのではと自己分析しております。
2. 認定施設について
日本脳神経外科学会専門医訓練施設では、手術症例数が少ない場合であっても、 そこに勤務する医師が経験豊富で優秀な医師の場合も少なくなく施設としての患者管理の能力が高ければ安心して手術が可能と判断できます。
従って医師個人の症例件数と手術成績も重要な判断要因となります。
3. 先駆的手術について
機能手術などのように全国的に先駆けた手術では、まだ手術数そのものが少ない場合があります。
4. 手術法以外の治療について
脳神経外科の進歩はいちじるしく治療即手術という時代は昔となっています。 従って手術するべきかどうかの適応がしっかりしているかも大事なことです。
例えば、脳出血でも手術せず管理で回復できる場合も少なくありません。未破裂脳動脈瘤の検出率と手術数も同様です。 手術数と扱っている疾患の数は一緒ではないということを知っておいてください。
万一、脳出血で入院された患者数のほとんどを手術している施設があれば、逆に手術数の多いことに検討の余地があると思います。
5. 手術件数から実質的判断となる数値について
それでは一つの疾患で手術件数はどれくらいあればいいのでしょうか?
毎月1件以上同じ種類の手術があることが、最低限施設成績を維持するために必要だと思います。従って12件/年間です。
毎月同じ手術が2件以上あり立派な成績をおさめていますと、安定したその疾患対応の施設であると考えられます。従って24件以上/年間です。
毎週同じ手術が1件以上あり立派な成績が収められていれば、全国的にも進んだ施設であると考えられます。従って52件以上/年間です。
6. 最後に、当病院の脳神経外科の手術件数について
当院は、隣接する大阪府泉州救命救急センターと協力して、地域の脳神経外科専門診療と救急診療を支えています。
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- 糖尿病・内分泌代謝内科
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- 血液内科
- 肺腫瘍内科
- 脳神経内科
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- 呼吸器内科
- 消化器内科
- 乳腺内分泌外科
- 消化器外科
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- 心臓血管外科
- 整形外科
- 形成外科
- 呼吸器外科
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- 産婦人科
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