キャリア開発
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院内で行う教育はもちろん、院外研修へも積極的に参加することで、個別の能力アップを図っています。
さらにスペシャリストを育成するための支援制度も充実。
個々の希望に応じたキャリアアップを目指せる教育システムです。
教育体制
クリニカルラダーシステム
目的① | 看護実践能力とコンピテンシーの到達目標を段階的に明示し、その到達を目指すことにより、質の高い看護を提供できる看護師の育成を図る。 |
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目的② | 看護実践能力とコンピテンシーを強化し、自己のキャリアを自分で設定して専門職業人としての能力を取得する。 |
外部eラーニングシステムを利用し、時間や場所を選ばず、自宅でも研修が受けられます。
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当院では、新人から3年目までを基礎教育期間とし、クリニカルラダーに基づいたキャリア形成支援を行なっています。 副看護局長 兼 教育責任者 西出 あや子 |
ラダー別集合研修
クリニカルラダーに沿った研修が年間計画で行われています。
1年目は何もかもが初めて。不安で緊張して当たり前。だから当院ではまず集中研修で基礎技術をしっかりと学んでもらいます。段階的にステップアップしながら、看護師としての土台を固めていきましょう。
院内研修のすべての講義にシラバスを作成しています。
シラバスとは、講義の概要であり、到達目標、授業のねらいなどで構成されています。
シラバスの意義・効果 ~受講生にとって~
- ● 研修の全体像をイメージしやすくなる
- ● 研修の目標や内容が確認できる
- ● 能動的な研修参加がしやすくなる
- ● 予習復習がしやすくなる
院内認定エキスパートコース
看護局理念に基づいて、各専門領域でのエキスパートを育成することにより、当院看護実践の質向上を図るだけでなく、看護師1人ひとりのキャリア支援となるような、領域別の集合研修を開催しています。
エキスパートコースの種類
● 呼吸ケア
● 循環器ケア
● 糖尿病ケア
● 脳神経ケア
● 救急看護
● 褥瘡・ストマケア
● がん性疼痛緩和ケア
● がん化学療法ケア
● 感染 ・・・など
ジェネラル | <目標>全病棟に共通した看護に必要な知識・技術・態度を習得できる。 ★どの病棟でも必要な知識や技術を学習できる講座群。誰でも受講可能。 |
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ベーシック | <目標>エキスパートの基礎的な知識・技術・態度を習得できる。 ★エキスパート初級に必要な基礎的な知識や技術を学習する講座群。各病棟の特殊性に合う講座も展開。ラダーⅠやⅡでも受講可能であるが、内容はⅢ以上相応のものとなるので注意が必要。 |
アドバンス | <目標>エキスパートとしてリーダーシップを発揮し、看護の質の向上を図ることができる。 ★エキスパートとして必要な高度な知識や技術を学習する講座群。以下の条件を満たすラダーⅢ以上のもののみ受講可能。 ①各コースの指定するベーシック講座を全て受講済み ②アドバンス受講テストに合格(5月・10月予定) |
キャリア開発支援
日本看護協会認定の看護管理者認定、専門・認定看護師、実習指導者、進学などキャリア開発のための支援として、研修中の給与保証・社会保障を行っています
研修・修学中の社会保障・給与支給
専門看護師
2年間の大学院期間の給料の半額支給
認定看護師
研修期間の給料全額支給
実習指導者
研修費・交通費支給
学位取得
教育機関在学中の部分休業と労働時間分の給料支給
※それぞれ条件・審査があります
専門・認定看護師の処遇
●急性期ケア推進室兼務で専門・認定看護師手当の支給 ●学会参加年2回出張扱いで保証
専門・認定看護師からのメッセージ
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当院は急性期病院で、患者さまは疾患の治療を目的として入院されます。しかし高齢の患者さま、特に認知機能の低下をきたしている患者さまは急激な環境の変化についていけず、せん妄を引き起こしてしまうこともしばしばです。そのような患者さまに対し、何かできるケアはないのだろうかと思ったのが認定看護師になろうと思ったきっかけです。 研修に参加している間は基本給の保証があり、交通費も支給して頂きましたので、経済的負担はさほど感じることなく研修に参加することができました。研修を終えてからも、認知症ケアサポートチームの立ち上げや、研修会の講師など、認定看護師として活躍する場もいただき、活動を行っています。これからも患者さまの声を聴き、他の医療スタッフとともに患者さまに応じたケアを日々考えていきたいと思っています。 |
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チームメンバーが相互の専門性を尊重し合い、「救命」という同じ目的、同じ方向を向いて患者の治療にあたることが、ICUで重症の患者、その家族の可能性を拡大していくことを経験してきました。看護師だけの力に限界を感じ、これまでの経験と実践の根拠となるもの、ストラテジーを学び深めたいと考えたのが専門看護師を目指したきっかけです。 チームで求められる看護の役割には、患者・家族への直接的ケアだけではなく、患者・家族のニードを安全、適切かつ迅速に保証し、医学的側面、患者の意向、QOL、環境のバランスをみてチーム間の調整をすることも含まれます。また、現場で悩み葛藤するスタッフの教育や支援、相談も重要な役割です。わたしはそんな現場で、チーム医療に貢献できるように力を発揮していきたいと思っています。 |