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りんくう総合医療センター看護局

看護職員メッセージ

「4月に入職して」

6階山側病棟(産婦人科病棟) : 長谷川 凡【2023年度入職】

助産学実習でお世話になった病棟に晴れて助産師として配属され、あっという間に4ヶ月が経過しました。先輩方に熱心に指導していただき、あたたかく見守っていただきながら日々学びを深め、ひとつずつ経験を積んでいます。
6階山側病棟は泉州広域母子医療センターとして、主に泉州地域のローリスクからハイリスクの妊産褥婦さんのケアにあたっています。また、婦人科や脳神経外科、糖尿病・内分泌代謝内科などの患者さまもおられ、助産師としてだけではなく看護師としてのアセスメントや技術を身につけることもでき、看護職として大きく成長できる環境だと感じています。現在は主に、褥婦さんや一般診療科の患者さまのケアを担当しています。ペアの先輩と協力しながら業務を行うパートナー制のため、先輩のケアから多くを学べることも魅力のひとつです。また、新人助産師にそれぞれ3名のプリセプターが指導についてくださり、知識や技術の習得だけではなく、精神面のフォローもしてくださります。業務で困ったことや失敗したこと、疑問に思ったことなどを気軽に話すことができるので、安心して毎日働くことができています。
まだまだ知識や技術が未熟で課題は山積みですが、日々の学びと経験を大切にし、一人前の助産師になれるようコツコツと努力していきたいと思います。安全・安楽なケアを提供することはもちろん、患者さまがホッと安心できる助産師になりたいです。

7階海側病棟 : 大北 なずな【2023年度入職】

4月から初めての社会人として看護師として入職し、約3ヶ月が経ちました。
憧れていた夢の仕事に就くことができ、嬉しさがある反面、実際に看護師として働いてみると沢山の業務を覚えることに必死で、看護よりも業務を行っているように感じる場面もあり、失敗ばかりの日々です。また、休日や夜勤の独り立ちが始まり不安や緊張がいっぱいで責任も大きくなる毎日です。しかし、先輩やプリセプターが一つ一つ丁寧に指導して下さり、体調面や精神面を気にかけて下さる温かい関わりにより、「今日も頑張ろう」という気持ちになります。また、プリセプターは「大丈夫?」といつも気にかけて下さり、頼れる先輩でもあり私の憧れでもあります。私が日々成長できているのは、沢山の先輩方に支えられているからだと感じます。
私の所属している7階海側病棟は、整形外科・耳鼻咽喉科頭頸部外科の混合病棟です。手術目的で入院される方が多く、幅広い年齢層の患者さまが入院され、入退院が多い病棟です。多職種連携を必要とする場面も多く、リハビリを行い安全に自宅に帰られるよう創部や疼痛の管理や退院後の生活に向けた看護ケアが大切だと感じています。「辛い時に優しく声をかけてくれてありがとう。」と患者さまから言葉を頂いた時は、嬉しく看護の楽しさを感じることができました。
看護師は患者さまの1番身近な存在です。1人1人の安全を守りながら患者さまの期待に応えられるよう、まだまだ未熟ではありますが先輩方のご指導を頂きながら一生懸命頑張って行きたいと思います。

救命ICU : 森本 華永【2023年度入職】

私が所属する救命ICUでは、重篤な状態で救急搬送された方が入院され、集中治療を行っています。頭部外傷や交通外傷、呼吸不全、循環不全などが多く、ほとんどの患者さまが人工呼吸器を使用しており、コミュニケーションをとるのが難しい状況です。
患者さまの命に直接関わる環境で、見たこともない機械に囲まれ、知識も技術も身につけなければならないことがたくさんあり、先輩方のように患者さまやご家族に寄り添うことができるのかと不安でいっぱいでしたが、患者さまの表情や仕草から感情を読み取り、苦痛を軽減できるようケアに努めています。意識状態が不安定な患者さまが回復し、声かけに応じてくれるようになった際はとてもうれしく感じます。また、危機的状態から脱し、一般病棟へ転床される方や退院される姿を見たり、患者さまからの「ありがとう」という言葉に私自身励まされています。4ヶ月経った今でも、イレギュラーな対応や家族面会時の対応に焦りや不安もあり、うまくできないことで落ち込むこともあります。それでも先輩方が親身になって話を聞いてくださったり、丁寧に指導してくださるおかげで少しずつですができることも増えてきたように思います。また、チームとして新人教育をしてくださるので先輩にわからないことを聞いたり、不安なことを相談しやすい環境でサポートしていただいています。さらに、自己学習した内容を確認し、補足して教えてくださるので、仕事面でも精神面でも支えてくださっていることを実感します。指導してくださる先輩方に感謝し、期待に応えられるよう日々精進したいと思います。
入職してまだ4ヶ月ですが、たくさんの患者さまと出会い、日々学ばせていただいていることで、少しは成長できているのではないかと感じます。
今後も尊敬する先輩方の患者さまや家族に対する姿勢を目標とし、患者さまに寄り添った看護の提供ができるよう一生懸命頑張っていきたいと思います。

救急外来・放射線科 : 東 茉奈美【2023年度入職】

私は、4月から救急外来に配属となりました。入職して4ヶ月がたち、自分の憧れていた看護師として働く嬉しさもある一方、新しい環境に不安や心配な事がたくさんあります。しかし、日々同期が相談に乗ってくれ、プリセプターの先輩方が優しく声をかけてくださり乗り越えられています。
救急外来は、様々な症状や疾患の方や緊急処置の必要な患者さまが来られ、対応が難しいことが沢山ありますが、先輩方が丁寧に指導してくださる環境で日々勉強しながら看護しています。1年目の配属が初めてとのことでしたが、私たちが成長できる専用の教育システムを検討してくださり、また、日々の担当した患者さまの看護を次に活かせるよう先輩方から細やかにアドバイスをいただいています。少しずつではありますが自分達の出来る看護が増え、やりがいを感じています。これからも日々勉強し、患者さまの思いを尊重する事が出来る看護師になれるよう頑張りたいと思います。

手術室 : 河原 史歩【2023年度入職】

手術室に配属され、3か月が経とうとしています。初めは不安や緊張がありましたが、手術室では様々な診療科の手術を経験することで、幅広い学習ができると感じています。また、病棟とは違った専門的スキルを身につけることができると思います。その反面、覚えることも多いですが、先輩が一つ一つ丁寧に指導してくださいます。教育担当の先輩だけでなく、全ての先輩たちが丁寧に指導してくださったり、声をかけてくれたりします。そのおかげで、一人で外回りや器械出しができる手術も増えてきました。
手術室の先輩は、患者さまが安全に手術を受けることができるよう、常にお互い助け合いながら業務をされています。その様子をみて、チームで働くことは先輩たちのように助け合いながら働くことなのだと感じました。そのような先輩に憧れながら、私も助けてもらうばかりではなく、早くチームの一員となれるように成長したいと感じるようになりました。これからも、患者さまはもちろんのこと、一緒に働く方々の役に立てるよう学習を深め、頑張っていきたいと思います。

「プラチナナース」

患者サポートセンター : 津久井 知子

私は2012年から2023年までの11年間、りんくう総合医療センターで正規職員・副看護師長として勤務し、患者サポートセンターで定年を迎えました。看護という仕事が好きだから、定年を意識しはじめてからも看護職は続けようと考えていました。そして、少なからずお役に立ちたいと働くことを希望し、継続して患者サポートセンターで勤務しています。
患者サポートセンターでは患者さまご本人とご家族の思いをお伺いし、心身の準備を整えた上で入院していただくための提案をしています。例えば、長年の勤務で多くの患者さまの思いを聞いてきたことから、病気の経過や手術後の生活の注意点など、同僚から相談を受けアドバイスすることに役立っていると思います。業務では、同僚に助けられながらも、患者さまが気持ちよく過ごしていただけるような対応ができた時はチームの一員として、患者さまのためにも病院のためにも働いているという充実感があります。
今は、定年が区切れとなり気持ちがリフレッシュし、経験を生かすことができること、仕事のやりがいを維持できていること、これまでに培った人間関係を大切にできていることで、仕事を続けられることに喜びを感じています。
仕事が続けられる反面、若い頃と比べて体力・視力・記憶力の衰えなどを痛感します。加齢に伴う身体の変化や役職・雇用形態の変更に伴う社会的関係の変化、気持ちの変化を寂しく感じます。しかし、定年を気持ちの区切りにできていることや、同僚に支えられているという安心感のもとに、壮年期を過ぎた患者さまの気持ちを理解することに役立っていると、ポジティブにとらえています。
この恵まれた環境で、定年後も同じ職場で働けるメリットをベースに、仕事に対する意欲や責任感を持ち続け、新しい分野に挑戦し、さらなるスキルアップにつなげたいと、今後の展望をもつこともできています。これからも、自分自身の成長とりんくう総合医療センターの発展に貢献していきたいと思います。

「ワークライフバランス支援と働きやすさについて」

6階海側病棟 : 諸石 香織

私は学生の頃から小児看護に携わりたいと考えており、当院のNICU/GCUで8年半勤務後、小児科を含む混合病棟で勤務してきました。
長女と次女を出産し、育児休暇取得後もフルタイムで仕事をしていましたが、毎日時間に追われ、徐々に仕事の疲労から家でイライラしてしまったり、家族と過ごす時間を充分とれないことにストレスを感じたりすることが増えました。
そこで「育児短時間勤務」という制度を活用しました。現在は平日週3日、日勤勤務を実施しており、家族と過ごす時間が増えました。当初勤務日数が減ることで病棟での役割が減り、仕事へのモチベーションややりがいが低下するのではないかと懸念していましたが、院内のFASTチームや地域の小児経過観察健診などの役割を継続して担うことで、やりがいを持って働くことができています。
家庭での時間の充実を得ながら、自己実現にむけて自分自身の看護師経験や育児経験を活かしながら働くことに何よりのやりがいを感じており、今後もよりよい看護の実践に努めていきたいと考えています。

「夜勤専従という働き方」

ICU/CCU : 永江 洋康

看護師という業務は不規則であり、仕事と家庭の両立を考えると難しいと思いながら仕事をしている日々でした。そんなときに、夜勤専従の話があり、「こんな働き方もありかも。」と考えました。夜勤専従であれば、朝に帰宅するのでその日は自由がききます。家族との時間も有効に活用でき、家族サービスもできます。生活スタイルにあった働き方が可能になるともいえます。
子供が小さい頃には、夜勤明けで朝、家に帰ると、「今日は休み?」と子供によく聞かれたことを思い出します。今はもう、大きくなり、子供たちは自立していますが、夜勤明けで帰宅し、そのまま、家族で出かけることもありました。家族と接することが多かったせいか、それほど反抗期というものもなかったように思います。
夜勤専従は、業務自体は変わらずに夜を中心に働くスタイルです。2日分の業務を1夜で行うので、当然ではありますが勤務時間は長くなります。働き始めの頃は、やはりなかなか慣れない感じがありました。しかし、勤務の回数をこなせば身体は慣れていきます。仕事の前に休息を充分にとれれば、差し支えなく業務を行うことは可能です。仕事と家庭の両立、そして効率のいい働き方を考えるのなら、試してみるのもいいかもしれません。