手術支援ロボット導入
手術支援ロボット da Vinci Xi 導入
手術室近代化に向けて
2023年12月1日に手術支援ロボット『ダヴィンチ(da Vinci Xi)』サージカルシステムを導入いたしました。
12月14日には、泉佐野市より市議会議員9名をはじめ、市長にもご参加いただき、総勢12名による見学会を行いました(下記写真)。
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12月20日に泌尿器科による前立腺手術を、12月25日には消化器外科による直腸切除手術をロボット支援手術にて開始し、今後もロボット支援手術を積極的に行う予定です。
当院では、ロボット手術実施診療科医師、手術室看護師(ロボットチーム)、臨床工学技士、医療事務職員を含めた多職種とロボットメーカーとが緊密に連携し、安心してロボット支援下手術を受けていただける体制を構築しています。当院でのロボット支援手術は他施設でのロボット手術経験者による執刀で安心して手術を受けていただく事ができます。
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手術支援ロボットによる低侵襲手術の進歩
当院では癌の進行度、癌の根治性を最大限に考慮し、患者さんの年齢、合併症の有無などを検討した上で、適切な症例に腹腔鏡下手術など低侵襲手術を積極的に実施してまいりました。
da Vinci Xiを導入しロボット支援下手術を開始、腹腔鏡下手術およびロボット支援下手術の二本立てで低侵襲手術を展開することで、より精緻な手術を患者さんに提供してまいります。
腹腔鏡下手術、ロボット支援下手術では術後疼痛の軽減、術後回復期間の短縮(入院期間の短縮につながります)、および手術創感染・腸閉塞などの術後合併症の回避が期待されます。当院での腹腔鏡下手術、ロボット支援下手術では、内視鏡外科技術認定医+ロボット支援下手術プロクター認定医が術者あるいは指導的助手として、手術の安全実施を第一に、低侵襲手術の普及・実施に努めてまいります。さらに、次世代を担う優秀な若手外科医の育成と病院全体のチーム力強化に取り組んでまいります。
従来の腹腔鏡下手術と比較したロボット手術のメリットとして、安定した高解像度の三次元画像による視覚化の向上、多関節を有する自由度の高い鉗子操作、モーションスケーリング※および手振れ防止機能により腹腔内、骨盤内の狭い術野での正確な鉗子操作が可能なことが挙げられます。このような機能により従来の腹腔鏡下手術よりも精密で、高い安全性が担保された手術治療が可能になることが期待されます。これら医療技術の進歩を受け、2022年4月現在、図に示す29術式まで保険収載術式となり、担当診療科は消化器外科、泌尿器科、呼吸器外科など多くの診療科に広がっています。今後もロボット手術の適応拡大が進んでいくものと考えています。
※モーションスケーリング:人間の 手の動きを 1.5 分の1、2 分の1、3 分の1のスケールに縮小してロボットアームに伝える機能
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患者さんのメリット
- 傷口が小さい
ダヴィンチでの手術は腹腔鏡手術と同じく、体に小さな穴を数か所開け、そこから鉗子を挿入して行います。
開腹手術に比べて傷口が小さいのが特長です。 - 手術中の出血量が少ない
傷口が小さいため、開腹手術に比べると極めて少ない出血量です。 - 手術後の痛みが少なく、回復が早い
傷口が小さいため傷の痛みが少なく、術後の回復が早い傾向にあります。 - 術後合併症のリスクが低い
合併症のリスクを大幅に低減できます。 - 機能を温存できる
鉗子の操作性が高く繊細な操作が可能なため、手術部位周辺の組織や神経などの機能を温存することができます。
これからのロボット支援下手術の発展と、皆さまへのメッセージ
当院は2023年末の導入以来、2025年度には年間140例のロボット手術を安全に完遂いたしました。この成果は、医師・看護師・臨床工学技士ら多職種連携による強固なチーム力の証です。
今後は、肝切除や肺切除、さらに身近な病気である鼠経ヘルニア(脱腸)へも適応を広げ、ロボット手術を標準的な選択肢へと進化させていきます。精密な操作で神経や血管を温存し、痛みや出血を最小限に抑えるこの技術は、早期の社会復帰を願う患者さんの大きな力となります。
「最先端の技術を、最も身近で、最も安全に」をモットーに、私たちは、泉州地域で最高峰の低侵襲治療を提供し続けることをお約束します。どうぞ安心してお任せください。














