地方独立行政法人りんくう総合医療センター

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2016年1月

2016年1月

イラストあけましておめでとうございます。
本年も変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いたします。
さて、昨年末に本センターの業務をお知らせいたしました。今月は当センターが最も大切にしているモットーを述べさせていただきます。 
本センターは、「常に患児(者)様のニーズに、可能な限り応える努力を惜しまない」という考えに基づき運営されています。

今回は、この考えを教えて導いて下さった諸先生の中から、当センターのモットーの大切さを私に教え導いて下さった先生を3人ご紹介したいと思います。

先ず、私に研究、論文の意味を教えて下さったのは、岡山県立大学学長であった中嶋和夫教授です。先生が東京都心身障害者福祉センター在籍時、(私が卒業論文と修士論文を書くまで)論文の熟読方法、研究の進め方などの専門家としての基本的な姿勢を教えていただきました。それ以外にも、先生は障碍児教育(知的障害、自閉症スペクトラム症)を専門にされていましたので、そもそも障碍とは何か、障害を認定するためには精度の高い心理評価、その評価に基づいた療育の計画策定方法、こどもの能力を最大限引き出すためには適切刺激が必要、それ以外にも保護者のこころの安定が必要、などの重要性を御教授いただきました。そのおかげで、今でも障碍をもった患者さんの評価に対して慎重な姿勢で臨んでおります。

次に、私に聴覚補償の大切さを教えて下さった先生は、日本に多チャンネル人工内耳初めて導入(1987)した東京医大耳鼻咽喉科教授であった(故)舩坂宗太郎です。人工内耳導入年次に、私は国立リハビリテーションセンター付属、聴能言語職員養成課程を卒業したばかりで、聴覚の右も左も分からぬ若輩者(今でもそうですが、、、)した。そんな私を舩坂教授は研修生として快く受け入れてくださりました。先生は、聴力検査の重要性、人工内耳の仕組み、リハビリの必要性、人工内耳をした後の結果の整理、および人工内耳と補聴器の比較、など重要性を教えて下さっただけでなく、研究、論文指導なども御指導してくださりました。そのおかげで28年間も人工内耳と補聴器の臨床に携わってこられたと思います。

その3年後、私の専門である障害児心理学(知的能力障害群、自閉症スペクトラム症、言語症、限局性学習障害)を大学、大学院(教育学部)で教えるために来阪(正確には和歌山)しました。しかし、難聴に縁があったのでしょうか、赴任した直後に、和歌山赤十字医療センター耳鼻咽喉科部長(現在、りんくう総合医療センター参与)榎本雅夫先生に声をかけていただき、人工内耳、補聴器による聴覚補償をお手伝いさせてもらう機会を得ました。ここでも、榎本先生の御指導のもと、人工内耳という最新の機器を扱う以上、再度医学的知識を学ぶ必要があるとご指摘いただき、和歌山県立医科大学第一生理学教室に入局する機会をいただきました。この教室では、聴覚生理で研究テーマをいただき、ご指導を賜った諸先生のご厚情に甘え、学位取得ができたのは幸運でした。

先生方には、人を支援するためには日々勉強し続けなければならないことの重要性を教えていただきました。この教えに応え続けていくことが先生方への恩返しでもあります。今でも日々勉強することは患者様のQOL改善に必要だと心に留め、今日の自分に満足せず、明日の患者様のために何ができるのかという日々を今年も過ごしていきたいという考えを年頭の誓いにしたいと思います。

末尾になりますが、今年も、皆様に良い年でありますように、、

 

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