診療科・部門

検査科

概要

臨床検査部は大別して5部門に分かれ、病院の2階と3階に位置しています。 常勤医1名、常勤技師24名、非常勤技師や検査助手の計31名で構成されています。(2015年4月現在)

1.検体検査(①生化学・免疫、②血液、③一般)

①生化学・免疫検査
生化学検査では、血液や尿等の体液に含まれる蛋白や酵素、糖、脂質、電解質等を定量的に測定しています。 肝機能や腎機能、糖脂質代謝、循環器疾患など様々な病態がわかる検査を行っています。

免疫検査では、外的から身を守る免疫蛋白や各腫瘍から産生される特異蛋白、又、甲状腺等のホルモンや感染症による各種ウイルス等の測定をしています。

②血液検査
貧血や炎症の目安になる血球数(赤血球、白血球、血小板)の測定や、末梢血や骨髄中の細胞を顕微鏡で観察して血液疾患(白血病、再生不良性貧血等)が無いか調べる検査を行っています。
又、出血時の止血機能や凝固機能を調べる検査もしています。

③一般検査
主に尿と便の検査をしています。
尿検査では、尿中の蛋白、糖、潜血等の有無や顕微鏡で細胞等を調べます。 便検査では、潜血検査が大腸癌の早期発見に役立っています。又、穿刺液(胸・腹水・髄液)等の成分も一般検査で分析します。

2.細菌検査

人体から採取可能な材料(喀痰・尿・便・血液・膿etc)を検体として菌の培養、 同定を行い、その菌に対する抗生剤の効果などを調べます。

3.病理検査

組織診断(生検・手術検体・術中迅速診断)、細胞診断、病理解剖の業務を担っています。
組織診断は、内視鏡や手術等で採集された組織検体を病理医が顕微鏡下で診断します。 細胞診断は、婦人科・喀痰・尿・胸水・腹水等、体から採集された色々な材料から、癌細胞等の異型細胞の有無を顕微鏡下で診断します。 検体採取が容易な上、患者負担が少ない利点があります。

4.輸血部

安全な輸血療法のため、24時間体制で血液型検査、不規則抗体検査、交差適合試験等の輸血関連検査と血液製剤の保管管理を行っています。 自己血の保管管理や輸血副作用の調査、輸血前の検体保管、輸血前後の感染症検査も行っています。

5.生理検査

心電図、超音波検査、脳波検査、呼吸機能検査、平行機能検査や聴力検査などを行っています。 循環器、消化器、脳神経など幅広い分野の画像診断および機能評価に関与しています。

沿革

1997年に市立泉佐野病院がりんくうタウンに移設されるとともに、医療の内容、質ともに高度化しました。 検査部のほとんどの機器も更新され、検体件数の増加のみでなく、検査項目の追加や検査精度の向上および迅速性にも対応できる体制が整えられました。

2006年10月に病院オーダリングシステムの更新にあわせて、主として部門システムおよび検体検査部門の主要機器の大規模な更新が行われました。検体検査部門のリニューアルに際しては正確で安定した検査が施行できることを最優先にし、かつ、経費節減を図るために、機器・試薬・消耗品・検査情報システム・機器の保守などを総合的に管理・運営するシステムが導入されました。このシステムは、比較的うまく機能し、在庫管理や事務処理の負担も軽減されました。

2012年には一般検査の機器の更新を行いました。

2013年4月にりんくう総合医療センターと大阪府泉州救命救急センターが統合し、それぞれの検査部門も一体化することとなりました。同じ臨床検査部ではありますが、それぞれの診療内容や診療体制が異なっていたので、検査部の体制や業務内容もそれぞれ特徴がありました。 そのため、2012年4月からは、統合後も円滑に運営できるように相互交流をはかりました。慣れない点も多々ありましたが、比較的円滑に一体化できたと思っています。

2013年4月にりんくう総合医療センターと大阪府泉州救命救急センターが統合してからは、3次救急に対応して、その初期治療チームに参加する検査技師を派遣し、高度救急医療を支援しています。検査件数、特に細菌検査、生理機能検査と輸血検査が増加しました。緊急対応の検査項目も増え、当直も2人体制となりました。

2015年9月には、生化学、血液、凝固検査の機器を一新して、業務の増加に対応するとともに、検査精度の向上および迅速化をはかっております。今後も医療の高度化に対応できる体制を整えていき、特に、生理検査部門を拡充していきたいと考えています。

診療実績

新人研修プログラム